微かに漂う 血の香り

もうすぐだ、と空を仰いだ

終りはもう、そこまで来てる。


その意味を咀嚼して

暖かな体温を忘れないように抱きしめた。

孵化する卵

僕の可愛い子供たち

さぁ おやすみ。


原始の海に帰る、

その時を夢見ながら


2008.02 / 原始の海