交じり合う光と闇を

追いかけながら 泣いた

あの冬の日は

遠く 遠く

思い出せないほど遠く

もしかしたら

まだ どこかで泣いているかもしれない

私の影に怯えながら。



もう、大丈夫だと成熟しきれない唇が紡ぐ。


(そうだ、あの頃の私ごと 消し去れたら )


2008.08 / 遠く 遠い 冬のきおく