雪のような雨は 頬を伝って静かに交ざり合う。

最後に絡めた指先を思い出して、泣いているの ?


けれども惜しんだ指先は もう既に冷え切ってしまってる。

暖めることは 叶わない。


(だからどうか振り返らないでくれ)


2008.01 / 君が泣いた、一月の雨の日。